神奈川県三浦市に点在する三浦七福神。お正月には七福神初詣に多くの参拝者が訪れる。開運求めて七難則滅・七福即生、七福神めぐり。
花の三御所といわれた源頼朝の別邸の一つだった「桃の御所」の跡地に、寛永5(1628)年、江戸幕府、三崎船手奉行の向井兵庫頭政綱が静岡県清見寺の白室玄虎大和尚を招き開山した。本尊は「釈迦如来」。本堂には平安時代の秘仏「薬師如来(市重文)」や日光・月光両菩薩、十二神将などが祀られている。北原白秋が大正初期に当寺に逗留し、ここで一世を風靡した「城ヶ島の雨」を作詞した。境内には白秋自筆の歌碑がある。
布袋尊とは10世紀中国の後梁の頃に実在した禅宗の僧侶、「布袋和尚」のことである。太鼓腹でおどけた格好はものごとにこだわらない、おおらかな姿を表現している。いつも日用品を入れた袋を担いで庶民とともに生きたとされている。当山の「布袋尊」は第3世住職、桃林宗屋禅師の帰依仏であったといわれ、「不老長寿」「無病息災」の守護神として古くから尊信されてきた。
宗派:臨済宗妙心寺派
住所:三浦市白石町19-2
電話:なし
交通:二町谷バス停より徒歩1分
桃林布袋尊‐中国の神